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症状で検索した結果:147件
血圧異常(高血圧・低血圧) 1 症状が生じる病態生理 1.血圧とは 血液が血管壁を押す力をいう.一般には動脈内の圧力が,血圧として用いられている. 血液の循環を生み出す心臓は,収縮-拡張を繰り返している,この収縮-拡張のサイクルによって,血管内の圧力の差が生まれる.収縮したときに...
貧血 1 症状が生じる病態生理 1.貧血とは 貧血とは,赤血球の産生と破壊のバランスが崩れ,血液中のヘモグロビン濃度が基準値を下回った状態をいう. 世界保健機関(WHO)では,女性は12g/dL,男性は13g/dL未満を貧血と定めている. 一般的には,ヘモグロビン濃度7g/dL程...
全身倦怠感 1 症状が生じる病態生理 1.全身倦怠感とは 全身倦怠感とは「だるい」「身体が重い」「疲れやすい」などと表現される不快な自覚症状である。 激しい労作を行ったあとや疾患に罹患したときに,よくみられる症状である.「疲労」「脱力感」 「だるい」などの用語と厳密な区別はなく,...
痙攣 1 症状が生じる病態生理 1.痙攣とは 痙攣とは,急激な筋の不随意な収縮の総称で,症状の呼称である. 中枢性または末梢性の運動神経の異常興奮や筋自体の障害によって起こる. 痙攣は出現する部位により,全身性と局所性(顔面,上肢,下肢)に分けられる. 痙攣は持続時問により,強直...
腰痛 1 症状が生じる病態生理 1.腰痛とは 背下部,肋骨と骨盤のあいだを腰部といい,腰椎を軸として筋肉と靱帯によって支えられている。上半身の重みを支え,前方の腹部臓器を保護しながら,しかも柔軟な動きに耐えられる構造になっている. 腰痛は,腰部に発生する柊痛である。通常,発症して...
難聴 1 症状が生じる病態生理 1.難聴とは 音は,気体,液体,固体中を伝播する波であり,ヒトの聴覚は,耳器官で波動を感受し,大脳皮質聴覚野で知覚される。 聴覚路と難聴の分類を下図に示す. 音の高低は周波数で決まり,周波数が多ければ高い音,少なければ低い音になる.ヒトが聴取できる...
意識障害 1 症状が生じる病態生理 1.意識障害とは 意識の中枢とは,脳幹にある網様体と呼ばれる部分であると考えられており,そこから視床下部・視床・大脳皮質に向かって,神経線維のネットワークがある。 また,意識のある状態とは自分自身と周囲の状況に気づいている状態といわれている。し...
転倒 1 症状が生じる病態生理 1.転倒とは 老化に伴って全身の機能の低下が起こり,環境などのさまざまな影響も加わり,転倒しやすくなる。高齢者の転倒が生じる場所は,33%が居室,29%が道路上,14%が階段・廊下.庭,7%が駅・空港となっている(東京消防庁)。 2.転倒の原因[表...
動悸 1 症状が生じる病態生理 1.動悸とは 心臓の拍動を不快と感じたり,何か違和感があると自覚することである.主観的なものであり,精神的同心理的要因が大きく関与する. 動悸は運動,精神的な興奮,飲食などの日常生活上に原因のあるもの,心臓や内分泌器官の異常に続発するものがある. ...
胸水 1 症状が生じる病態生理 1.胸水とは 胸膜腔に貯留した液体(漿液)を胸水という. 健常者では体重当たり0.1~0.2mL/kgの漿液が存在し,呼吸運動をスムーズに行う潤滑油のような役割を果たしている. 肺は臓側胸膜と壁側胸膜(肋骨胸膜)からなる胸膜で覆われている.臓側胸膜...
悪心・嘔吐 1 症状が生じる病態生理 1.悪心・嘔吐とは 悪心とは,嘔吐に先立ち胃の内容物を口から吐き出したくなる,咽頭より胃部にかけて生ずる特有な不快感をさす。この程度がさらに進むと胃の内容物を食道,口腔を通じて排出する現象をきたし,これが嘔吐である。 中枢性疾患では悪心を生じ...
吐血・下血 1 症状が生じる病態生理 1.吐血・下血とは 吐血・下血とは消化管からの出血である.なかには,喀血,口腔・咽頭・鼻腔からの出血を嚥下したものが原因となる場合がある. 明らかに血液が混入している場合を吐血・下血という.検査により確認できる出血は吐血・下血とはいわない. ...