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症状で検索した結果:146件
腹痛 1 症状が生じる病態生理 1.腹痛とは 腹痛とは自覚症状で,腹部領域に感じる痛みをさす. 腹痛は,生体の異常を知らせるシグナルであるとともに,腹痛そのものが生体に侵襲的である.腹痛は一過性で疼痛が消失する軽度のものから,緊急手術を必要とする重篤なものまであり,その原因は多岐...
食欲不振 1 症状が生じる病態生理 1.食欲不振とは 食欲不振とは,「食物を食べたいという欲望.欲求がなんらかの原因・要因で減弱または欠如している極めて個人的な自覚症状」である。病態学的には,血糖値の低下にもかかわらず食欲中枢が機能しないことによって引き起こされる必要な程度の空腹...
貧血 1 症状が生じる病態生理 1.貧血とは 貧血とは,赤血球の産生と破壊のバランスが崩れ,血液中のヘモグロビン濃度が基準値を下回った状態をいう. 世界保健機関(WHO)では,女性は12g/dL,男性は13g/dL未満を貧血と定めている. 一般的には,ヘモグロビン濃度7g/dL程...
嚥下障害 1 症状が生じる病態生理 1.嚥下障害とは 嚥下障害とは,「食物が飲み込めなくなること」である。 食欲低下,意識障害,嚥下運動障害,心理的障害などが原因となって食物が口から食べられなくなる状態を,広く摂食障害と呼んでおり,このうちの嚥下運動障害における摂食障害が「嚥下障...
吐血・下血 1 症状が生じる病態生理 1.吐血・下血とは 吐血・下血とは消化管からの出血である.なかには,喀血,口腔・咽頭・鼻腔からの出血を嚥下したものが原因となる場合がある. 明らかに血液が混入している場合を吐血・下血という.検査により確認できる出血は吐血・下血とはいわない. ...
腹水 1 症状が生じる病態生理 1.腹水とは 通常,腹腔内には,約30~50mLの漿液が生理的に貯留している. 腹腔内の漿液がなんらかの原因で,多量に貯留した状態,または液体そのものを腹水という.腹水が増加して,500mL以上になると触診や打診により腹水の存在が確認できる.1,0...
ショック 1 症状が生じる病態生理 1.ショックとは ショックとは,外傷・出血,精神的衝撃などの大きな刺激を受けたときや,薬物に対する過剰反応などで,急激に血流量が滅少し,生体機能が著しく低下した状態をいう。 ショックを起こすと,心拍出量または末梢血管抵抗が低下するため,重要臓器...
知覚障害 1 症状が生じる病態生理 1.知覚障害とは 知覚障害と一言でいっても,その種類にはさまざまなものがあり,なかにはまつたく逆の反応を表すものもある。よって,感覚器伝達経路,あるいは大脳の認知・判断のいずれかが障害されたときに生じるものである。知覚刺激は,知覚受容器から最終...
めまい 1 症状が生じる病態生理 1.めまいとは 身体の平衡が保てなくなった状態がめまい(眩暈)である. 平衡機能に関係があるのは耳(内耳)だけでなく,耳疾患に直接関係のないめまいも数多く存在する。 自覚的な訴えには,患者本人あるいは周囲が回る感じ(回転感),外界が上下左右に移動...
瘙痒感 1 症状が生じる病態生理 1.瘙痒感とは 瘙痒感とは,皮膚を掻きたいという欲求を引き起こす皮膚の不快な感覚である。皮膚の浅層,粘膜に分布している知覚神経の終末が刺激されて起こる。 2.かゆみのメカニズム 通常,かゆみには末梢性のかゆみと中枢性のかゆみの二つがあるといわれて...
頭痛 1 症状が生じる病態生理 1.頭痛とは 頭痛とはアメリカ国立衛生研究所(NIH)の特別委員会(Ad Hoc委員会)の定義によると,頭部,顔面,後頸部に感じられる痛みの総称である.頭痛の成因・病態は,頭蓋内および頭蓋外(頭蓋骨外)の痛覚の感受部位の刺激によって生じるものである...
酸塩基平衡異常(アシドーシス) 1 症状が生じる病態生理 1.酸塩基平衡異常-アシドーシス 血液の水素イオン濃度(pH)は,正常では7.35~7.45の範囲にある。これは,酸やアルカリの負荷に対して,体液の恒常性が維持されるように,腎臓や肺,細胞外液・内液による緩衝系など各種の調...