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症状で検索した結果:146件
難聴 1 症状が生じる病態生理 1.難聴とは 音は,気体,液体,固体中を伝播する波であり,ヒトの聴覚は,耳器官で波動を感受し,大脳皮質聴覚野で知覚される。 聴覚路と難聴の分類を下図に示す. 音の高低は周波数で決まり,周波数が多ければ高い音,少なければ低い音になる.ヒトが聴取できる...
尿失禁 1 症状が生じる病態生理 1.尿失禁とは 尿失禁とは本人の意思とは別に尿が漏れてしまう現象をいう。国際禁制学会では,「無意識,あるいは不随意な尿漏れが,社会的,衛生的に問題となっている状態」と定義されている。 尿失禁の種類としては,切迫性尿失禁,反射性尿失禁,溢流性尿失禁...
褥瘡 1 症状が生じる病態生理 1.褥瘡とは 褥瘡は,「局所が圧迫されつづけて血液障害を起こし,その部分の組織が虚血状態になり,酸素や栄養素が供給されなくなって壊死に陥ることで生じる皮膚や皮下組織の損傷」である。 2.褥瘡発生のメカニズム 褥瘡の発生要因として表1に示した。 1)...
片麻痺による運動障害 1 症状が生じる病態生理 1.片麻痺とは 片麻痺は,半側の上下肢が麻痺したものをいう。片麻痺の種類によっては半側の顔面に麻痺を生じる場合もある。種類として,大脳性片麻痺,交代性片麻痺,交叉性片麻痺,脊髄性片麻痺があげられる。 2.片麻痺のメカニズム 随意運動...
浮腫 1 症状が生じる病態生理 1.浮腫とは 浮腫とは細胞外液(組織間液と血漿),特に組織間液が異常に増加した状態をいう。浮腫液の主な成分はNaClである。 2.浮腫のメ力ニズム 浮腫は全身性浮腫と局所性浮腫に分けられる。浮腫の成因は,局所性因子と全身性因子とに分けられるが,全身...
発熱 1 症状が生じる病態生理 1.発熱とは 体温は,正常時は体熱と放散のバランスがとれていて「一定に保持されている。これがさまざまな体への侵襲により,バランスが乱れたり,反応して体温を上昇させる,この現象を発熱という。 発熱の程度 微熱 37.0~37.9℃ 中等度熱 38...
喀血 1 症状が生じる病態生理 1.喀血とは 喀血とは,咽頭,気管,気管支,肺実質からの出血で,1回の喀出血液量が2mL以上のものをいう. 喀血の性状は鮮紅色で泡沫状であり,凝固性が低く,アルカリ性である同ただし,喀血の量や状況により変化することがある. 2.喀血の起こるメカニズ...
不眠 1 症状が生じる病態生理 1.睡眠とは 睡眠とは,休息とは異なる現象であり,生体にとって修復・再生および免疫力を増強させるものであり,大脳(精神)機能においで情報処理能力を回復させ,外界への認知力を高め創造性を取り戻させるうえで欠かせない行為である。 睡眠は,覚醒時の脳波パ...
胸水 1 症状が生じる病態生理 1.胸水とは 胸膜腔に貯留した液体(漿液)を胸水という. 健常者では体重当たり0.1~0.2mL/kgの漿液が存在し,呼吸運動をスムーズに行う潤滑油のような役割を果たしている. 肺は臓側胸膜と壁側胸膜(肋骨胸膜)からなる胸膜で覆われている.臓側胸膜...
全身倦怠感 1 症状が生じる病態生理 1.全身倦怠感とは 全身倦怠感とは「だるい」「身体が重い」「疲れやすい」などと表現される不快な自覚症状である。 激しい労作を行ったあとや疾患に罹患したときに,よくみられる症状である.「疲労」「脱力感」 「だるい」などの用語と厳密な区別はなく,...
咳嗽・喀痰 1 症状が生じる病態生理 1.咳嗽・喀痰とは 咳嗽とは 咳嗽とは,気道内の異物や分泌物(痰)などを体外へ排除する生体防御反射の1つである. 喀痰とは 痰とは,気道の分泌物が増加し,粘膜上皮,異物,血液成分,細菌や塵埃などが混入したもので,痰を吐き出すことを喀痰という....
血圧異常(高血圧・低血圧) 1 症状が生じる病態生理 1.血圧とは 血液が血管壁を押す力をいう.一般には動脈内の圧力が,血圧として用いられている. 血液の循環を生み出す心臓は,収縮-拡張を繰り返している,この収縮-拡張のサイクルによって,血管内の圧力の差が生まれる.収縮したときに...