教育カウンセリング論

閲覧数1,810
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     カウンセリングには、メンタルヘルス(精神的健康)に関与する治療的なものや、職業選択や進路指導などアイデンティティに関わる開発的なものなどがある。内面的要素においても、治療や問題解決だけでなく、予防・教育的なアプローチが必要である。
    カウンセリングは、クライアントが日常生活で適応できないことを非日常場面での体験によって克服できるように援助する役割がある。極論的には、その人がその人らしく自分の人生を創造できるように援助するのが目的である。國分康孝は、「言語および非言語的コミュニケーションを通したクライアントの思考・行動・感情に何らかの変容をもたらす援助をすること」と定義している。教育が知的側面に働きかけるものであるのに対し、カウンセリングは主に情動的側面に働きかけるものである。
     現在のカウンセリングは、20世紀初頭に起こった「職業指導運動」・「精神衛生運動」
    ・「精神衛生運動」の三つの組み合わせによって発展したとされる。1940年代になると臨床心理学が発展し、精神分析学の概念に基づいた「投影法」による心理検査が誕生した。
    1950年代では「カウンセリング心理学」が誕生し、人格の安定や発...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。