狭心症患者の外来看護計画
Ⅰ.アセスメントの視点
狭心症の患者は、再発作の予防、症状の悪化の予防のため、日常生活において適切に自己管理していく必要性がある。しかし顕著な自覚症状がない場合や疾患の理解不足などにより自己管理ができず、状態の悪化や狭心症発作を繰り返し、心筋梗塞へ移行する危険性も予測される。外来通院患者の日常生活様式や、家庭的役割、社会的役割、仕事の内容や仕事観などを把握し、患者自身が日常生活の適切な自己管理ができるよう指導するとともに、周囲の協力も得られるよう援助していかなければならない。
Ⅱ.問題リスト
#1.日常生活において適切な自己管理ができないことによる再発作の危険性
[要因]・危険因子がある
・疾患に対する理解の不足
・薬物管理ができない
・発作時に適切な対処ができない
・日常生活行動について適切な自己判断ができない
#2.家庭生活、社会生活において役割の変化による不安やストレス
[要因]・疾病により活動制限や生活範囲の縮小を余儀なくされ本来の役割が果たせない
・経済面での変化
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