膵炎患者の看護

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    資料紹介

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    膵 炎
    概念
    急性膵炎とは
     急性膵炎は非活性型で分泌されていた膵消化酵素がなんらかの原因で活性化され、膵臓自体を消化するという自己消化が本症の本態である。発症、進展にはトリプシン、キモトリプシン、エラスタ-ゼ、カリクレイン、ホスホリパ-ゼ、リパ-ゼなど多くの膵酵素が関与している。成因としては胆石性、アルコ-ル性や、原因がはっきりしない特発性などが考えられる。本症の多くは比較的予後の良い疾患であるが、重症になると多くの重要臓器が障害され多臓器不全(MOF)を呈し、全身病となると死亡率がきわめて高くなる。したがって診断と治療に関しては、できるだけ早い時期に、成因を含めての病態を正確に把握した正しい診断と、重症度判定をすることが急務である。
    慢性膵炎とは
     慢性膵炎は膵実質の破壊と脱落がゆっくりと進行し、その結果生じた不規則な間質結合織の増生が基本的な本症の病変である。しかし、その範囲は広範なものも限局している場合もありその病態とともに症状も多彩である。成因としては、アルコ-ル性、胆石性、突発性などがあるが、アルコ-ル性のものが頻度が高く、また病態も進行したものが多い。一般に本症は、成因...

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