民法:表見代理(109条)

閲覧数3,637
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    まず、X が代理権を与えた相手はC である以上、B は無権代理人である。しかし、Y から見ると、あたかもX がB に代理権を与えたかのように見える。
    そこで、白紙委任状の交付を109 条の代理権の授与表示と解し、表見代理が成立するか。
    思うに、委任は、代理を伴うのが通常である以上、委任状を見れば相手方は代理権に対する信頼を抱くためその信頼を保護する必要がある。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    民法課題レポート8
    1.問題
    Xは、5000 万円の融資を受ける必要を生じ、Cに相談したところ、Cは Xの土地を担保に(抵当権を
    付けて)A会社から融資を受けられるようにしてやろうと言ったので、Xは自分の土地に抵当権の設
    定登記をするための必要書類と共に、代理人欄も委任事項欄も空白にした白紙委任状を交付した。
    ところで、A会社は他人に融資をするどころか、自分がすぐに融資を受けないと潰れかねない状態
    であったが、担保として提供できる財産は一つもなかった。
    そこで、A会社の社長 Bは、かねてから誰か物上保証人になってくれる人を探してくれと Cに頼ん
    でいた。実は、Cが Xに白紙委任状を交付...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。