小型球形ウイルスによる急性胃腸炎の発生機所と予防

閲覧数1,901
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.小型球形ウイルスとは
    小型球形ウイルス(Small Round Structed Virrus:SRSV)とは非細菌性急性胃腸炎の原因ウイルスである1ーウォークウイルスあるいは1ウォーク様ウイルスの総称である。
    細菌、遺伝子解析からカリシウイルス科に分類されることとなり。他の動物カリシウイルスと区別してヒトカリシウイルスとも称される。
    厚生労働省が90年から94年まで感染性胃腸炎の集団発生を調査したところ、ウイルスが判明した360件中330件がSRSVであった。

    2.発生状況
    毎年10月ごろから4月にかけて飲食店、学校、老人ホームなどで共通の食品が感染源と思われる集団食中毒とすて年間200事例程度発生がみられる。一般家庭や一括購入販売などを介した地域全体にわたる大規模集団発生も報告されている。これらは夏季にピークを迎える細菌性下痢症とは大きく異なる。
    また、冬季のウイルス性急性胃腸炎の大部分はこのウイルスによってひきおこされるといっても過言ではない。

    3.感染源
    汚染された生カキが感染源になっていると考えられるは、弁当や給食で発生した場合は一般に感染源となった原因食品が特定することは困難である。
    また、老人ホームや介護福祉施設の場合には食品を介してではなく排泄物から直接感染したケースが考えられる。

    4.感染様式
    第一に河口部で養殖されたカキや漁獲されたハマグリを生や十分加熱しないで食べた場合が考えられる。このときいろいろな貝でSRSVの濃縮がおこっていると考えられるが、我々が生で食べるのは冬季であり、カキがほとんどである。
    第二に、なんらかの経路で非加熱食品が汚染された場合がある。
    調理人が不顕性に感染していて糞便から手を経由する場合、食材が汚染している場合、調理に使用した水が怪しい場合などが考えられる。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    小型球形ウイルス(SRVSV)による急性胃腸炎の発生機所と防止法
    1.小型球形ウイルスとは
    小型球形ウイルス(Small Round Structed Virrus:SRSV)とは非細菌性急性胃腸炎の原因ウイルスである1ーウォークウイルスあるいは1ウォーク様ウイルスの総称である。
    細菌、遺伝子解析からカリシウイルス科に分類されることとなり。他の動物カリシウイルスと区別してヒトカリシウイルスとも称される。
    厚生労働省が90年から94年まで感染性胃腸炎の集団発生を調査したところ、ウイルスが判明した360件中330件がSRSVであった。
    2.発生状況
    毎年10月ごろから4月にかけて飲食店、学校、老人...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。