「99円ショップ」の急成長

閲覧数2,138
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.はじめに −なぜ九九プラス株式会社を取り上げるのか−
     近年、我が国小売業界においては、百貨店、スーパー、コンビニに続く「第四の業態」とも言われる「100円ショップ」が急成長している。100円ショップは、エブリデイロープライス(EDLP)、ワンプライス(全ての商品が同じ価格に統一されてい
    る)、徹底した低価格志向によって、冷え込みを見せる消費市場の中で既存の三業態が困難に直面するのを尻目に拡大を続けている。本レポートでは、これら「100円ショップ」業態を運営する各社の中から、04年9月に株式公開し、同年の新興株式3市場の「ベストIPO」に選出されるなど高い収益性と成長力を評価されている九九プラス株式会社(以下、同社)を取り上げる事で、日本の小売業に現在起きている変革の波について検証することにしたい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.はじめに -なぜ九九プラス株式会社を取り上げるのか-
     近年、我が国小売業界においては、百貨店、スーパー、コンビニに続く「第四の業態」とも言われる「100円ショップ」が急成長している。100円ショップは、エブリデイロープライス(EDLP)、ワンプライス(全ての商品が同じ価格に統一されてい
    る)、徹底した低価格志向によって、冷え込みを見せる消費市場の中で既存の三業態が困難に直面するのを尻目に拡大を続けている。本レポートでは、これら「100円ショップ」業態を運営する各社の中から、04年9月に株式公開し、同年の新興株式3市場の「ベストIPO」に選出されるなど高い収益性と成長力を評価されている九九プラス株式会社(以下、同社)を取り上げる事で、日本の小売業に現在起きている変革の波について検証することにしたい。
    2.同社の概要
     同社は、東京・多摩地区で食品スーパーを経営する親会社から独立する形で2000年に設立された。税別99円に小分けした生鮮食料品や生活雑貨を集めた「SHOP99」を首都圏を中心に609店舗(2005年5月)を展開している。同社の売上高は図1のように順調に増加しており、また...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。