感染性心内膜炎の外科治療

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    資料紹介

    【外科治療の適応】
    IE治療の原則は内科治療である。患者の病態を正確に把握し、感染と心不全をコントロールすることが治療の主体となる。患者の病態の正確な把握は、内科治療を継続すべきか外科治療に移行すべきかの方針決定に不可欠である。1)起炎菌の同定、2)抗生物質感受性、3)炎症反応の推移、4)心不全兆候の推移、5)弁病変の推移、6)心電図の推移、7)塞栓兆候の早期発見、などが重要であり、これらの病態を継続的に把握することが治療方針の決定に重要である。
    以下のような場合、適応がある。

    【外科治療の原則】
    1) 的確な薬物治療の併用
       IE,特に活動期IEに対する外科治療では感受性を有する抗生物質を的確に投与することが必須である。
    2) IEの原因や誘引の除去
       う歯などのIEの原因がある場合には、可能な限り術前に原因を取り除いておくことが望ましい。
    3) 術前検査
       活動期IEでは心臓カテーテルの施行が困難な場合が多い。経胸壁あるいは経食道新エコーが重要であり、弁輪部膿瘍や心筋内膿瘍の有無や進展について十分な検索が必要である。

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    感染性心内膜炎の外科治療
    【外科治療の適応】
    IE治療の原則は内科治療である。患者の病態を正確に把握し、感染と心不全をコントロールすることが治療の主体となる。患者の病態の正確な把握は、内科治療を継続すべきか外科治療に移行すべきかの方針決定に不可欠である。1)起炎菌の同定、2)抗生物質感受性、3)炎症反応の推移、4)心不全兆候の推移、5)弁病変の推移、6)心電図の推移、7)塞栓兆候の早期発見、などが重要であり、これらの病態を継続的に把握することが治療方針の決定に重要である。
    以下のような場合、適応がある。
    内科治療でコントロールできない心不全
       弁の破壊が進み心不全あるいは循環不全に陥ること...

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