●穀物貿易の展開、コメの国際市場

閲覧数1,408
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    農業経済学特別講義Ⅰレポート             
    1.穀物貿易の展開と今後の穀物貿易をめぐる条件について説明せよ。
    1980年代の穀物貿易から90年代以降の世界(特に先進国・中国)の穀物貿易の動き、世界の食糧問題についてまとめる。
    1980年代は世界的に穀物過剰問題が表面化した。その要因としては石油価格の下落、国際的累積債務問題により穀物輸入需要が減少し穀物の国際価格が大幅に低下したということがある。さらにアメリカとEU(当時EC)の補助金つき穀物輸出競争の激化がある。EUは1962年に成立した共通農業政策(CAP)により小麦を中心として穀物増産を行い穀物の自給を達成した。しかしそこで増産は止まらずに進んでいったために穀物の過剰生産が問題になった。ここでこの余剰穀物を処理するために過剰となった生産物に輸出補助金をつけて輸出を行うという方法が取られた。またそれまでは穀物輸入国であった東南アジア諸国が緑の革命の成功により米の増産・米の自給化が強まり輸入需要が減少したということも一因となっている。
    1990年代は世界の穀物貿易をめぐり新たな動きがあった。1つはアメリカを中心として市場原...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。