新教育課程では学力を基礎的な学力A、基礎的な学力B、発展的な学力、実践的な学力の四つとしている。さらに、前者の二つを「課題習得型学習」、後者の二つを「課題発見型学習としている。課題習得学習は基礎的な学力を育成することを目的とし、課題発見学習は生きる力と呼ばれる新しい学力を育成することを目的としている。教師は、両学習のバランスのとれたカリキュラムを用意する必要がある。
2.課題発見型学習
課題発見型学習とは、学習指導要綱の内容を発展させたり、複数教科間の関連付けを図るような教科の学力である発展的な学力と教科の枠を越えて現実の社会問題や自らの生き方に関わる課題を発見・解決する学力である実践的な学力から成っている。課題発見型学習における教師の役割は「支援者(助言者)」である。
発展的な学力を伸ばすための発展的な学習では子どもの得意教科の学力を伸ばすことが大切である。「個に応じた指導」というと、「遅れがちな子」のみに関心が向きがちだが、教科書の内容を十分に習得できた子どもには発展的な学習に挑戦させることが「学習意欲の増大」や「個性伸長」に結びつく。
実践的な学力を育てる学習に総合的な学習がある。総合的学習には、学校・知識の特色を生かすことができる、最新の内容を扱える、各教科でつけた力を関連づけることができるという長所があるが、学校によって効果の差は大きく、教師の力量が試される場でもある。
総合的学習においては年間活動計画を作成することが、教師の非常に重要な役割である。ただ何となく調べさせて発表させるだけでは学力の向上はあまり望めない。総合的学習の授業づくりにおける教師の役割は主に次の五つである。
教育工学レポート
授業づくりにおける教師の役割
新教育課程では学力を基礎的な学力A、基礎的な学力B、発展的な学力、実践的な学力の四つとしている。さらに、前者の二つを「課題習得型学習」、後者の二つを「課題発見型学習としている。課題習得学習は基礎的な学力を育成することを目的とし、課題発見学習は生きる力と呼ばれる新しい学力を育成することを目的としている。教師は、両学習のバランスのとれたカリキュラムを用意する必要がある。
1.課題習得型学習 百マス計算
+ 2 7 1 9 8 4 6 5 0 3 4 6 11 5 13 12 8 10 9 4 7 7 9 14 8 16 15 11 13 12 7 10 1 3 8 2 10 9 5 7 6 1 4 8 10 15 9 17 16 12 14 13 8 11 9 11 16 10 18 17 13 15 14 9 12 0 2 7 1 9 8 4 6 5 0 3 5 7 12 6 14 13 9 11 10 5 8 6 8 13 7 15 14 10 12 11 6 9 3 5 10 4 12 11 7 ...