比較教育学レポート
はじめに
授業によれば、比較教育とは、外国の教育の特徴を学び、それと日本を比較することで、日本の教育の特色を明らかにするものだという。本レポートでは、「学力」という点から、実際の比較を通して実際に得られる知見や意味を考えてみようと思う。
A)学力に関して、最近よく叫ばれていることといえば、やはり学力低下の問題だろう。授業の資料による2004年のOECD国際学力到達度調査では、日本の「数学的リテラシー」は6位、「読解力」は14位、と大きく順位を下げたらしい。また学力低下と並行するように、興味や関心が薄れてきている、とも言われている。特に習熟度レベルの低いグループの落ち込みは深刻なようだ。少年犯罪の増加は学力低下のせいだ、とか、根拠のよく分からない話すらでつつある。
B)この原因として、やはりよく叫ばれるのが、「ゆとり教育」の弊害である。いわく、ゆとり教育は単に学ぶ量を減らしただけであるから、前の詰め込み型学習に戻すべきだ。とか、あるいは週休5日制もよくない、学習時間が減っただけだ、というものである。以下に一例をあげよう。
たとえば小学校4~6年の算数について、昭和43...
具体的な意向などは全く示されていませんが、大学のレポートとしては何とか間に合うと思います。