1.アクセシビリティ【Accessibility】とは?
アクセスのしやすさ、受け入れられやすさなどの意味を持った単語。特にウェブサイトにおけるアクセシビリティとは、そのウェブサイトが高齢者や障害者などのハンディのある人でも普通の人と同じ様に情報を共有できる状態にあること (またはその度合い) を意味する。
例えば、マウスを使えない人のためにキーボードだけでも利用可能であったり、弱視や老眼の人がフォントサイズや配色を容易に変更して見やすく出来るようにする必要がある。また、視覚障害の人は読み上げソフトを使うため、それに適したレイアウトや記述方法も必要である。
2.アクセシビリティの配慮具合
大手企業のホームページを幾つか訪れたものの、アクセシビリティの記述やリンクがあるところはわずかマイクロソフトと富士通の二つだけだった。 本当にアクセシビリティの配慮がなされているのか疑問になった。そこで、ある会社が行った自治体サイトWebアクセシビリティの調査結果を紹介したいと思う。調査方法は、調査会社が定めたチェックリスト(50項目)にそって、全盲の視覚障害者などのテスターが実際にWebサイトにアクセスして確認し、別途定めた採点基準によって採点を行った。そして採点した結果を「音声化対応」「操作性」「可読性」「レイアウト」「汎用性」に分類した。結果は次ページのページにある。なお、結果は便宜上、主要都道府県のみとした。
結果を見ると、どうもいまいちな感じがする。しかも、4点や5点がついている箇所ははっきり言って少ない。 どうやらこれは今度取り組むべき重要な課題となりそうである。 特に音声については開発も難しい分、今後の焦点になるかもしれない。(ついでに主要都市のだけで平均点を出すと、 音声対応性:2.3 操作性:2.7 可読性:3.2 レイアウト:3.3 汎用性:2.7)
アクセシビリティに関するレポート
1.アクセシビリティ【Accessibility】とは?
アクセスのしやすさ、受け入れられやすさなどの意味を持った単語。特にウェブサイトにおけるアクセシビリティとは、そのウェブサイトが高齢者や障害者などのハンディのある人でも普通の人と同じ様に情報を共有できる状態にあること (またはその度合い) を意味する。
例えば、マウスを使えない人のためにキーボードだけでも利用可能であったり、弱視や老眼の人がフォントサイズや配色を容易に変更して見やすく出来るようにする必要がある。また、視覚障害の人は読み上げソフトを使うため、それに適したレイアウトや記述方法も必要である。
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