旅行商品のブランドの構成要因に関する実証研究

閲覧数2,195
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,320円 | 非会員1,584円

    資料紹介

    研究の背景と目的

    企業側から見ると、ブランドの力を維持・強化ができれば大きなリターンが得られることは周知の事実である。不況下の今日の企業は、ブランドを経営資源のひとつとして捉え、ブランドを育成し、強力なブランドをつくることによってブランド・ロイヤルティを高め、差別化を図ろうとしている。
    他の企業と同じく日本の旅行業もバブル経済崩壊以後、顧客の増加はあるものの、価格破壊により厳しい収益環境を余儀なくされている。この中でも旅行商品の価格競争の激化、これに従う旅行業全体の収益性の悪化は深刻な状態である。さらに最近の旅行業のもうひとつの現状は旅行商品の消費者である旅行客の意識変化と消費行動の変化が挙げられる。すなわち、これは低廉な旅行商品を求める旅行客がいる一方で、旅行商品の価格より自分の経験価値をもっと重要視する旅行客もいることを意味する。彼らは単純な価格の安さよりも多少価格が高くても自分にとって経験価値がもっと高い旅行商品を求めているのである。
    本研究は、旅行業をめぐる複雑な現状を確認し、無形のサービス商品である旅行商品のブランドの構成要因を、理論的かつ実証的に明らかにすることを目的とした。具体的に、本研究では、旅行業で行われているブランド・マーケティングの研究においてブランド・エクイティという概念を手がかりとする。

    タグ

    論文旅行観光商品

    代表キーワード

    旅行

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本の旅行業のブランド・マーケティングに関する研究
    ―旅行商品のブランドの構成要因に関する実証研究―
    Brand Marketing of A Travel Agency of Japan
    Empirical Study about The Composition Factor of The Brand of Tour Product
    崔亨圭
    CHOI Hyung-gyu
    キーワード:旅行商品、パッケージツアー、ブランド、構成要因
    Keywords:tour product, package tour, brand, composition factor
    1.研究の背景と目的
    企業側から見ると、ブランドの力を維持・強化ができれば大きなリターンが得られることは周知の事実である。不況下の今日の企業は、ブランドを経営資源のひとつとして捉え、ブランドを育成し、強力なブランドをつくることによってブランド・ロイヤルティを高め、差別化を図ろうとしている。
    他の企業と同じく日本の旅行業もバブル経済崩壊以後、顧客の増加はあるものの、価格破壊により厳しい収益環境を余儀なくされている。この中でも旅行商品の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。