ビデオの中で一番印象的であったのは、観光客がカメラを現地人に向けて写しているところだった。あれが象徴するものは一体何であるのだろうかという事を考える必要があるように感じる。
観光客は各々の期待を持って観光地にやって来る。それは美しい景色であったり、安価で手に入る安息を与えてくれる諸々のサービスであったり、非日常を感じさせてくれるエスニック漂う空気である。まず、観光客は自分が赴く地域についての予備知識というものは正確には持ち合わせておらず、各々の期待が創り上げたイメージが何よりも先行する。目的は日常を忘れさせてくれる非日常を求めてやって来ることなのだから、そうそう自分が足を運ぶ地域について深い考察を行うということはない。言い換えれば、自分の期待すること意外には無関心であるということだ。観光地の伝統文化や、自然景色の本質・現実に金を払っているのではなくて、自分たちが期待するモノに対して観光客は金を払っているということなのだろう。ただそういったことについての批判は自分も含めてお互い様なのでここらで止めにするが結果として、金を運んでくる観光客が抱く期待が、受け入れる側を歪めることに繋がるということだけは覚えておかなければいけない。
タイの観光産業のビデオを見た感想
ビデオの中で一番印象的であったのは、観光客がカメラを現地人に向けて写しているところだった。あれが象徴するものは一体何であるのだろうかという事を考える必要があるように感じる。
観光客は各々の期待を持って観光地にやって来る。それは美しい景色であったり、安価で手に入る安息を与えてくれる諸々のサービスであったり、非日常を感じさせてくれるエスニック漂う空気である。まず、観光客は自分が赴く地域についての予備知識というものは正確には持ち合わせておらず、各々の期待が創り上げたイメージが何よりも先行する。目的は日常を忘れさせてくれる非日常を求めてやって来ることなのだから、そうそう自分が足を運ぶ地域について深い考察を行うということはない。言い換えれば、自分の期待すること意外には無関心であるということだ。観光地の伝統文化や、自然景色の本質・現実に金を払っているのではなくて、自分たちが期待するモノに対して観光客は金を払っているということなのだろう。ただそういったことについての批判は自分も含めてお互い様なのでここらで止めにするが結果として、金を運んでくる観光客が抱く期待が、受...