神楽について
神楽には御神楽と、里神楽があり、前者は宮廷での神楽、後者は民間での神楽と分けられることが多い。
御神楽次第を列挙すると、
人長式(開始の式)
庭日(燎)の歌
阿知女作法
採物の歌
榊・幣(みてぐら)・篠(さき)・弓・劒・桙・杓(ひさご)・葛・韓神
勧盃
和(倭)舞・散楽
阿知女作法
大前張
宮人・木綿志天・難波潟・階香取・猪名野・我妹子
小前張
薦枕・賊家小菅・磯良崎・篠波殖槻・
星
雑歌
神上
である。
採物の歌は神おろしの意味合いが含まれており、神楽の中で重要な要素を形作っているが、宮廷鎮魂などの、鎮魂祭儀とも深いかかわりを持つ。『古語拾遺』によれば、宮...