日本とアメリカの老人ホームの特色や相違点について概説し、わが国の老人福祉施設をめぐる今日的課題につい

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    資料紹介

    1. 日本の老人ホームについて
     かつては措置制度により、特別養護老人ホームに入所するには、行政が高齢者の身体状況や家族の事情をを調査し、これにより入所が決定され、サービスの内容や職員の配置についても、行政が一方的に決定する仕組みであった。
     また、運営する費用についても国と地方自治体が負担する措置費によって賄われてきた。措置費はサービスの内容や質に関係がなく、行政が決めた利用者・定員ごとに一律に金額が決定され、福祉サービスの内容や職員配置についても、行政が一方的に決定した基準に基づいて行われることが原則となっていた。従って、競争原理や市場原理は、ほとんど機能していなかった。
     寝たきりや認知症の高齢者が入所する特別養護老人ホームについては、多くの入所待機者を抱え、介護やリハビリテーションに従事する人の数も慢性的に不足している。
     入所者の生活実態についても、利用者の一日の生活スケジュールは、施設に勤務するスタッフの勤務形態に左右されていると言っても過言ではない。人手不足という理由から、高齢者の心身の機能を配慮したサービスがなかなか行われていないのが実態である。
     老人ホームの利用者は高齢者で心身の機能が低下しているという点が異なるだけで、人権と尊厳を持つ人間であることは当然のことである。しかしながら、寝たきり、車いす利用の高齢者、認知症の高齢者を、あたかも物を扱うような態度で接する老人ホームの職員も残念ながら存在すると言われているし、高齢者がむやみに建物内を徘徊したり、夜中にベットから転落するのを防止するために、高齢者をベットに紐で縛りつけて固定してしまう施設もあるという。
    2.アメリカの老人ホーム
     アメリカの老人ホームでは日本の老人ホームと比較して職員数の多さが目立つ。

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    レポート福祉学国際福祉研究

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    国際福祉学

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    「日本とアメリカの老人ホームの特色や相違点について概説し、わが国の老人福祉施設をめぐる今日的課題について述べよ。」
    日本の老人ホームについて
    かつては措置制度により、特別養護老人ホームに入所するには、行政が高齢者の身体状況や家族の事情をを調査し、これにより入所が決定され、サービスの内容や職員の配置についても、行政が一方的に決定する仕組みであった。
     また、運営する費用についても国と地方自治体が負担する措置費によって賄われてきた。措置費はサービスの内容や質に関係がなく、行政が決めた利用者・定員ごとに一律に金額が決定され、福祉サービスの内容や職員配置についても、行政が一方的に決定した基準に基づいて行われることが原則となっていた。従って、競争原理や市場原理は、ほとんど機能していなかった。
    寝たきりや認知症の高齢者が入所する特別養護老人ホームについては、多くの入所待機者を抱え、介護やリハビリテーションに従事する人の数も慢性的に不足している。
    入所者の生活実態についても、利用者の一日の生活スケジュールは、施設に勤務するスタッフの勤務形態に左右されていると言っても過言ではない。人手不足という理由か...

    コメント7件

    msk3322467 購入
    180ポイントだといいかな
    2006/06/25 23:55 (18年5ヶ月前)

    mayo1018 購入
    しっかり書かれています
    2006/09/04 1:17 (18年2ヶ月前)

    misogohan16 購入
    参考になりました
    2006/10/31 19:10 (18年前)

    kei8126 購入
    すごく参考になりました
    2006/11/06 22:17 (18年前)

    merumo 購入
    内容はいいのですが170ポイントぐらいでいいかと思います。
    2006/11/17 2:02 (18年前)

    spring 購入
    よかったです
    2006/12/06 20:36 (17年11ヶ月前)

    wakabadai 購入
    参考になりました
    2007/04/05 7:27 (17年7ヶ月前)

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