焚書・坑儒

閲覧数2,519
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

     焚書・坑儒は、共に言わずと知れた始皇帝の暴政の代表格である。しかしこの行いを並べて、始皇帝による儒学者への思想弾圧とするのは疑わしい。なぜなら、「焚書」と「坑儒」は、対象となった人々がまったく別のものだったからである。
    【焚書】
     まず「焚書」は、かなり乱暴な方法ではあったが、秦のれっきとした言論統制政策である。
     博士淳于越の封建制賛美に対して丞相李斯は後王思想を説き、郡県制度の有用性を確認するとともに過去礼賛の儒者を批判した。そして巷に異論があるのはそのような儒学書が出回り、人々が勝手に政令を論議し、反朝廷の言論を作り出しているからだと述べ、秦の歴史書と博士が管理する以外の学術書を焼き捨てることを提案する。始皇帝はこれに頷き、「焚書」令は実行に移された。

    タグ

    レポート史学焚書坑儒中国政策

    代表キーワード

    史学焚書坑儒

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    焚書・坑儒
     焚書・坑儒は、共に言わずと知れた始皇帝の暴政の代表格である。しかしこの行いを並べて、始皇帝による儒学者への思想弾圧とするのは疑わしい。なぜなら、「焚書」と「坑儒」は、対象となった人々がまったく別のものだったからである。
    【焚書】
     まず「焚書」は、かなり乱暴な方法ではあったが、秦のれっきとした言論統制政策である。
     博士淳于越の封建制賛美に対して丞相李斯は後王思想を説き、郡県制度の有用性を確認するとともに過去礼賛の儒者を批判した。そして巷に異論があるのはそのような儒学書が出回り、人々が勝手に政令を論議し、反朝廷の言論を作り出しているからだと述べ、秦の歴史書と博士が管理する以外の学...

    コメント1件

    yodachman 購入
    ありがとうございます
    2007/07/10 10:58 (17年4ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。