人間とは「社会的存在として人格を中心に考えたひと、またその全体」という意味であるらしい。「人」という漢字からもわかるように我々は誰か他の人や集団と支え合って生きている存在である。生きている限り、我々は必ずどこかの集団に属していることになり、そこには自分がその集団の一員であるという自分自身と他人の意識つまりアイデンティティーが存在する。アイデンティティーとは「ある人の一貫性が成り立ち、それが時間的・空間的に他者や共同体にも認められていること」を意味する。家族の一員としてのアイデンティティー、同じ学生・社員としてのアイデンティティー、そしてさらには日本人・地球人としてのアイデンティティーなど様々であるが、ここで大切なのは個人的な唯一性についての意識的感覚を指すだけではなく、必ず他人の認識が必要であるということである。私ひとりだけが自分が大学生と主張しても、私は大学生とはいえない。他人にちゃんとそのことが正しいと認めてもらって初めて私は大学生だということがいえる。自己を確立することができる。
レポート、教育学、アイデンティティの確立、人格の形成、自我の形成の危機
自立・個・identityとは何か
人間とは「社会的存在として人格を中心に考えたひと、またその全体」という意味であるらしい。「人」という漢字からもわかるように我々は誰か他の人や集団と支え合って生きている存在である。生きている限り、我々は必ずどこかの集団に属していることになり、そこには自分がその集団の一員であるという自分自身と他人の意識つまりアイデンティティーが存在する。アイデンティティーとは「ある人の一貫性が成り立ち、それが時間的・空間的に他者や共同体にも認められていること」を意味する。家族の一員としてのアイデンティティー、同じ学生・社員としてのアイデンティティー、そしてさらには日本人・地球人としてのアイデンティティーなど様々であるが、ここで大切なのは個人的な唯一性についての意識的感覚を指すだけではなく、必ず他人の認識が必要であるということである。私ひとりだけが自分が大学生と主張しても、私は大学生とはいえない。他人にちゃんとそのことが正しいと認めてもらって初めて私は大学生だということがいえる。自己を確立することができる。
戦後古い価値観が否定され、欧米の新しい価値観が氾濫してくると、人...