はじめに
「朝鮮語」や「韓国語」という名称は政治的なものも関わってくるためにどちらを用いるか、もしくは代替語を用いるか悩んだところだが日本に入ってくるものは韓国のソウルに基礎をおくものが多数派であるために「韓国語」という名称を用いるこことした。
類似点
韓国語のニュアンスは日本語と極めて似通っていて文法の九割方は同じといわれる。おそらく、日本人にとって最も習得の容易な外国語だといえるだろう。そしてその類似点は特に助詞において顕著だといえるのでいくつかを取り出して述べようと思う。
まずは主格助詞に関して述べる。日本語における「が」と「は」はたいていの日本人が意識せずに使い分けているが、大まかに言うと前者は述語の強調、後者は述語の強調という区分が一般的である。『国語表現辞典』によるとその違いは9つ挙げられるなど、その複雑さを物語っている。しかし韓国語にもほぼ同じニュアンスをもつ助詞が存在する。それは「ガ」と「ヌン(ウン)」である。韓国語にも日本語の「は」と「が」の様な区別があるのである。日本語の「は」にあたるのは直前が母音だと「ヌン」、子音だと「ウン」、「が」は直前が子音だと「イ」、直前が母音だと日本語と同じ「ガ」となる。
はじめに
「朝鮮語」や「韓国語」という名称は政治的なものも関わってくるためにどちらを用いるか、もしくは代替語を用いるか悩んだところだが日本に入ってくるものは韓国のソウルに基礎をおくものが多数派であるために「韓国語」という名称を用いるこことした。
類似点
韓国語のニュアンスは日本語と極めて似通っていて文法の九割方は同じといわれる。おそらく、日本人にとって最も習得の容易な外国語だといえるだろう。そしてその類似点は特に助詞において顕著だといえるのでいくつかを取り出して述べようと思う。
まずは主格助詞に関して述べる。日本語における「が」と「は」はたいていの日本人が意識せずに使い分けているが、大まかに言うと前者は述語の強調、後者は述語の強調という区分が一般的である。『国語表現辞典』によるとその違いは9つ挙げられるなど、その複雑さを物語っている。しかし韓国語にもほぼ同じニュアンスをもつ助詞が存在する。それは「ガ」と「ヌン(ウン)」である。韓国語にも日本語の「は」と「が」の様な区別があるのである。日本語の「は」にあたるのは直前が母音だと「ヌン」、子音だと「ウン」、「が」は直前が子音だと「イ」、...