「統合失調症について」
1、統合失調症とは
統合失調症は、わが国における羅病危険率が0.7から0.8%と決して珍しくないにもかかわらず、現在もなお原因不明かつ疾病としての定義も不十分な疾病である。その特徴としては、青年期に多く発症し、特異な思考障害と人格変化など多様な症状が現れ、経過も多様である事が挙げられる。また、2002年8月に日本精神医学会が病名を「統合失調症」に改めると提唱し、公的なシーンでも使われるようになって来ている。
2、病状
統合失調症の症状は、出てくる種類や程度に個人差があり、他の精神障害と区別する事が難しい。
以下に代表的な症状について記述する。
感情障害
感情的な反応が鈍...