滴定を行う
?お茶中の全還元性物質によって還元された過マンガン酸カリウム液量を求めるための滴定を行う。
•200ml溶三角フラスコに検液1mlをホールピペットでとる。
•ホールピペットでとったインジゴカルミン2.5mlとメスシリンダーで測った脱塩水75mlを加える。
•上の作業をさらに2度繰り返し、全部で3個作成する。
•ビュレット台を準備し、0.02N 過マンガン酸カリウム標準液をビュレットに入れる。
•ビュレットから三角フラスコに0.02N 過マンガン酸カリウム標準液を滴下する。
•ろ液が青から緑、黄金色に変化し、微赤色となったところで滴下を終了する。(少し遠くから微赤色を確認すると良い)
•排液は回収する。
•ビュレットの目盛りを読み、記録する。(少数第2位まで正確に読み取る)
•3回の記録の平均値を算出する。(有効数字は2桁)
•算出した滴定量の平均値が、お茶中の全還元性物質によって還元された過マンガン酸カリウム液量であり、その値をXmlとする。
?お茶中のタンニンだけをゼラチンと結合させて不溶性とし、タンニン以外の還元物質によって還元された過マンガン酸カリウム液量を求めるための滴定を行う。
•タンニンをゼラチンにて十分に沈殿させた100ml溶三角フラスコの溶液の上澄み液を25mlメスフラスコにろ過(No.5A)し、脱塩水でフィルアップする。
•フィルアップした溶液2.5mlを200ml溶三角フラスコにホールピペットでとる。
•ホールピペットでとったインジゴカルミン2.5mlとメスシリンダーで測った脱塩水75mlを加える。
•上の作業をさらに2度繰り返し、全部で3個作成する。
•ビュレット台を準備し、0.02N 過マンガン酸カリウム標準液をビュレットに入れる。
•ビュレットから三角フラスコに0.02N 過マンガン酸カリウム標準液を滴下する。
タンニンの定量
(全ポリフェノールの定量 レーベンタール氏法)
実験実施日2006年7月17~25日
レポート提出日2006年7月28日
1.目的・原理
【目的】
レーベンタール氏法を用いて試料(玉露茶葉)のタンニンの定量を行う。
実験結果と試料の成分表示値を比較する。
【原理】
ポリフェノール類の還元性を利用して過マンガン酸カリウムで滴定するもので、タンニン以外の還元物質の影響を除くためにゼラチン処理を行い、滴定の終点を知る指示薬としてインジゴカルミンを用いる。
2.実験方法
(1)試料名
玉露粉(電子天秤にて、薬包紙に包んで約2.5gに精秤したもの。
(2)試薬(作成方法)
0.02N過マンガン酸カリウム標準液(M=158.01) 1ℓ×2(1クラスで)
KMn04の結晶約0.63gを上皿電子天秤で秤取する。約200mlの脱塩水に溶解後、15分間煮沸、冷却後1ℓとする。2~3日暗所に放置後ガラスフィルター(3G3)で自然ろ過して褐色ビンに入れる。
0.02N蓚酸ナトリウム溶液 200ml
特級蓚酸ナトリウム(Na2C2O4 M=134.00 0.2680g)約0.27gを小ビーカ...