あらすじ:主人公の少年はある夏の日、もちの木を探して歩いているうちに、三角形の形をした平地に迷い込む。そこは誰も足を踏み入れていないようなどこか不思議な感じのする美しい場所で、少年は一目見ると気に入ってしまう。さっそく自分だけの「秘密の場所」に決めると、暇を見つけては遊びに行っていた。ある日、少年はそこで小指ほどしかないとても小さな人を目にする。少年はそんな不思議な体験を大人になっても決して忘れることはなく、また再びその場所を訪れた彼を、小人たち(コロボックル)は喜んで受け入れてくれるのだった。
この本は、ファンタジーの分野に分類されているが、幻想的で起こりえないことを描くという、典型的なファ...