今年の夏、タイ、ベトナム、カンボジアの3つの東南アジアの国を旅した。そのどれもが日本や欧米などの先進国と比べると発展の途上にあり、暮らしに必要な設備や組織といったインフラの整備や衛生面、国民をサポートするようなシステムが未だ行き届いていないようであった。といってもそれらは全て先進国と言われている(あるいは自分たちで思っている)人々が勝手に感じているだけなのであって、当のそこに住んでいる人々がどう感じて暮らしているのかとは全くの別問題である。現に、上であげた三カ国で暮らす人々は特に悲観にくれているわけでもなく、街のいろんなところで昼寝をしている人やスポーツに興じる人、談笑している人を見かけた。特...