精神保健福祉論第3回

閲覧数1,833
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「精神保健福祉論第3回」
    精神保健福祉関係の法規の概略とその理念について述べなさい。
     精神保健福祉を所管する課が設けられたのは、1956年に厚生省公衆衛生局に設置された精神衛生課に始まる。1950年代半ば以降、薬物療法をはじめ、精神療法作業療法が取り入れられるなど精神科治療において進展がみられ、精神科病院の増設が始まった時期である。この時期の精神保健福祉行政は、精神障害者を「病者」として位置づけ、精神化病院での医療保護を中心に精神衛生行政として、推進されていた時代である。精神衛生課が所管してきた時期は、1996年に厚生省大臣官房内に障害保健福祉部が設置され、同部内に精神保健福祉課が設置されるまで続くことにはる。
     その間、わが国の精神保健福祉行政は、地域生活に向けての支援施策の不備による入院の長期化、宇都宮病院事件をはじめ精神化病院での不祥事の多発等問題に直面することとなり、精神保健福祉行政のありようが内外から大きな批判にさらされた。こうした批判のもとで、国は1987年に精神保健法を制定し、精神科医療について見直しを行った。
    1993年には障害者基本法制定によって、長年の懸案事項であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。