道徳教育のあり方と進め方

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    資料紹介

    1.道徳教育の問題点
    2.道徳教育のあり方
    3.道徳教育の進め方

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    道徳教育の問題点
     本やテレビなどで、今の子どもたちは「自分さえよければいい」といった個人主義が多いといわれている。私は現在、進学塾で講師をしているのだが、確かにその傾向が見られる。私が注意しても全く聞く耳を持たなかったり、「もう理解できたから授業を聞く必要はない」と別のことをし、「誰にも迷惑かけていないのだからいいだろう」と言う。さらに、周りに迷惑をかけるような行動をしている生徒を注意すると、保護者が「子どもが強く言われて傷ついた」と苦情を寄せることすらある。私が中学生のときに、現在働いている塾に通っていた。当時はそのようの状況は全くなかったことを記憶している。以上のことから、私が塾の生徒から講師になるまでの10年の間で子どもだけでなく保護者の道徳性が低くなってしまっている。特に子ども達は共同体の中でのルールを守ることの大事さが欠けていると私は感じた。
     それではなぜそのような状況になってしまったのだろうか。私が小・中学生だった頃を思い出してみるとNHKの道徳番組を見て感想を書くだけであったり、教科書を読むだけであったりだったためか、他の授業に比べ、強く印象に残っていることがほとんど...

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