大学院口述試験の原稿です。
こんにちは!●●●●と申します。
「自己を律する法としての報道倫理の法制化に向けて~ジャーナリスト教育の視座から」というテーマで、研究計画の説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
最初に、研究動機なのですが、高校時代にクラスメイトの在日韓国人であるという告白をきっかけに差別や偏見について感心を持つようになりました。それからは報道のあるべき姿について学びたく思い、大学でメディア法や社会学を中心に勉強したり、テレビ局でのアルバイトや放送人養成塾に参加したりしました。しかし、マスコミの現場を実際に見て、今の状態で報道被害が本当になくなるのだろうか?という疑問が沸き、ジャーナリストの倫理教育など報道業務適正化に携わる仕事がしたいと思うようになりました。
将来は弁護士としてメディアの規律を考える立場に立ちたいと思い、現在は法科大学院で法律を学んでいます。学府では、報道倫理やジャーナリスト教育という視点で研究をしたいと思っています。
次に、研究の背景と目的について説明します。
現在、表現の自由という憲法上の理由から、報道規制については自主規制体制がとられています。
しかし、報道にまつ...