「教育を受ける権利について述べなさい。」
人間らしい生活を営むために必要な権利(社会権)の1つとして「教育を受ける権利」がある。憲法第26条第1項は、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」と定めている。この権利は国家に要求できる権利ということから、受益権として考えることもできる。
国は社会権を満たすために、教育制度を整えること、教育条件を整備することが必要である。また条文にある「法律」とは、教育基本法、学校教育法などの教育関係法をさし、これらの法律で教育についての事柄を定め、「教育を受ける権利」を具体化している。
同条第2項ですべて...