初等教育原理 2単位目

閲覧数1,323
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1、 エリクソンは、自我の形成過程に影響を与える葛藤の情況を特に「心理的社会危機」と呼び、発達過程に乗り越えるべきいくつかの危機があることを明らかにした。子どもが危機をうまく解決し、乗り越えたとき、自我を望ましい方向に発達させられる。では、その心理社会的発達の段階を詳しく見ていきたい。
    ①乳幼児(0歳)の段階<信頼対不信>…この時期の危機は、養育担当者からの愛情深い養育を受けることによって安定した愛着を獲得し、基本的信頼を形成するかどうかにある。基本的信頼感の獲得によって、積極的に周囲の環境に働きかけるようになる。これがうまく獲得されないと、活動が抑制され、各種発達に問題を残すことになる。
    ②幼児前期(1,2歳)の段階<自律対疑惑>…幼児は周囲を探索し開拓をしようとし始める。そのとき、親の適切なサポートを得られれば子どもは自律心を獲得することができる。逆に、過度の命令や制限ばかりが加えられると、子どもは強い疑惑を持つようになり、依存性を高め、以後の自我の発達などに問題を残す。
    ③幼児後半(3~5歳頃の)段階<自発性対罪悪感>…子どもは自発的に遊びに工夫を凝らすようになる。このとき同時に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。