奪取罪の保護法益

閲覧数3,004
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    3 奪取罪の保護法益
    問題:Xは自己所有の自動車を賃貸した。しかし、返済の期限が来てもAは返済する様子がないので、勝手に自動車を取り戻した。この場合のXの行為について論ぜよ。
    〈問題の所在)
    → 刑法242条の「他人の占有」はどの範囲の所持を含むか。その範囲は、奪取罪の保護法益をどのように解するのかで決せられる。
    〈見解〉
    ①本権説
     …奪取罪の保護法益は所有権その他私法上の権利と解する見解
    ②占有説
     …奪取罪の保護法益は単なる占有そのものと解する見解
    ③平穏占有説
     …占有の開始において平穏な占有を保護法益とし、窃盗犯人から自己の物を取り戻す場合には構成要件レベルで窃盗罪から排除するとの見...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。