日大 通信 広告論分冊2(広告の到達効果の量的評価と質的評価について)

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    資料紹介

    効果的な広告を行うには、先ず、広告効果を科学的に測定して、それを広告コピーの作成や媒体選択に活かすことが必要である。広告効果の測定にあたっては、広告に接触させるための媒体の到達効果を、量的、質的に評価する必要がある。以下、量的評価と質的評価のそれぞれについて述べる。

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     効果的な広告を行うには、先ず、広告効果を科学的に測定して、それを広告コピーの作成や媒体選択に活かすことが必要である。広告効果の測定にあたっては、広告に接触させるための媒体の到達効果を、量的、質的に評価する必要がある。以下、量的評価と質的評価のそれぞれについて述べる。
     媒体の到達力を比較する指標として、「リーチ(媒体到達率)」「フリークエンシー(媒体接触回数)」「GRP(延べ到達率)」が使われる。「リーチ(媒体到達率)」とは、仮にA、B、C紙の各新聞媒体を読む人の到達範囲内での到達率である。「フリークエンシー(媒体接触回数)」とは、同条件で各紙に出稿した場合の読者の媒体到達平均回数で、上記の「リーチ」と「フリークエンシー」をかけたものを「GRP(延べ到達率)」という。
    到達効果の質的評価を知る上で必要な、新聞、テレビ、ラジオなどの各マス媒体の効果の測定方法は様々で、新聞の普及率・到達率は日本ABC協会が新聞の発行部数を調査し、発表している。新聞の接触率・閲覧率は接触習慣をたずねる方法として「毎日読む」と「時々読む」などの回答が用意される。さらに注目率調査では、再生法と再認法の二つがよ...

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