明星大学通信
000752 初等図画工作科教育法 2単位目
参考文献 「平成20年告示 新学習指導要領による図画工作科指導法 理論と実践」
編著者:大学美術指導法研究会・藤江充・岩崎由紀夫・水島尚喜 出版社:日本文教出版 出版年:2009年
課題
1、テキスト内の「図画工作科の内容と構成」(第2章 第2節)について、【共通事項】を中心に1000字程度に大意要約せよ。
2、テキスト内の「図画工作科に評価」(第4章)を読み、「5 評価の観点と評価基準の作成」の内の「(1) 評価の観点とその趣旨」の①~⑤までを800字程度に大意要約し、200字程度で教育評価の必要性について私見を述べよ。
講評
子どもの造形表現の特徴をじっくり見つめてください。うまい、へたではなく、そこにその子自身が、どのように存在しているかどうかを感じとることです。
成績:合格
1.図画工作科の学習指導要領の構成として、教科目標、各学年の目標と領域内容、そして【共通事項】に分けられる。各学年の目標は3つの観点から「低学年・中学年・高学年」の3段階で示される。領域内容は、「A表現」「B鑑賞」に分けられ、「A表現」はさらに、「表現(1):造形遊び」と「表現(2):絵・立体・工作」とに分けられる。【共通事項】は「事項」とされるが領域と分離されたものではなく、「第2」の表現と鑑賞との学習活動を通して育むべき資質や能力として位置づけられている。
「A表現」の「表現(1)」は、材料やその形、色などに働きかけることから生まれる活動であり、「表現(2)」は、自分の表したいことを基に、これを実現していこうとする活動である。
「B鑑賞」では、子どもが自分の感覚や体験などに基づいて、身の回りの造形品や美術作品を見たり、それを話題にして友達と話し合ったりして鑑賞の能力を高める活動を示している。
【共通事項】は、表現活動と鑑賞活動、絵・立体・工作に表す活動と造形遊びとの間において共通に働く子どもの資質や能力など、指導を通してはぐくむ造形的な創造活どの基礎的能力を明確に示したもので...