エレクトロニクスと物性科学

閲覧数1,367
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    エレクトロニクスと物性科学
    1、 アナログ信号処理とデジタル信号処理について

     定義として、アナログ信号処理とは時間的に連続して変化していくもの、つまり、現実の事象のことをいう。そしてデジタル信号処理とは情報を一定の間隔で切って抽出し、数字や符号で表したものである。一般的にデジタル信号処理は細分化した情報をオンとオフなどの2つの符号、すなわち、0と1で表現することが多い。

     また、アナログ信号処理の長所として、次のようなものがある。アナログ信号処理ならば、一つのプログラム入力サンプルに対する処理は次のサンプルがプログラム入力されるまでに完了しなくてもよい。そのため、扱える信号の帯域は制限されてしまうことはないのである。さらに、アナログ信号処理は扱うための機器の精度を上げることで誤差を小さくすることができる。それに比べて、デジタル信号処理では量子化の規格が精度の限界であり、これより誤差を小さくすることはできないのである。また、時計などに関して例えると、視認によって直感的に数値を把握しやすく、人間自体がアナログなため、馴染みやすいというのが特徴である。

     一方、デジタル信号処理はアナ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。