課題:親の養育態度と子供の人格形成との相互関係について述べるとともに、そこから派生する子供の心の問題について述べなさい。
評価:S
第1課題 第1設題
人間(ヒト)は身体的・精神的に極めて未熟な状態で産まれ、他者(親)の世話や保護を長期間にわたって必要とすることで生得的な遺伝的要因よりも後天的な環境的要因の影響を強く受ける余地を備えている。例えば乳児期は、大人からさまざまな養育行動を引き出すように働きかけていて、親と乳児の間には出生直後から相互の情緒的交流が成立している。この子どもの要求に親が適切に一貫して反応することで、親との良い相互関係が達成され、他者への安心感や信頼感など基本的信頼を獲得している。
また、親の養育態度によって、子どもの性格傾向は異なってくると言われている。①親の養育態度が「支配的」だと、服従、自発性...