英語教授法の概要一覧
今回は数多くある英語教授法の概要をまとめた。それぞれの長所、短所を考察し、日本の英語学習に適した英語教授法を吟味する手掛かりとしたい。
●Natural Approach
概要 Stephen D.Krashen が第二言語習得に関して打ちたてた5つの理論(IMPUT理論)もとに、「理解できるインプット」を与えること、生徒から「心理的な不安や圧迫」を取り除くこと、「メッセージを伝える機会を作り出すこと」を基本理念としている。教室では言語の形式の正確さより、「伝える」ことを重視して、「話すこと」より「理解すること」の指導を先に行う。
長所①コミュニケーションを重視するため、一般的に日本人が苦手とされている「話す」力がつく。
②Natural Approachの目標は中学校、高等学校指導要領と一致しているため、現場にとり入れて発展させることが可能である。
短所①文法の軽視になりかねない。
②生徒の言語への心理的障壁を取り除ける高い能力を持つ教師が必要。
●Content-Based Approach
概要 特定のテーマ、あるいは特定の科目が持つ内容...