本著を読んで自分の道徳に対する考え方が「徳目主義」と呼ばれる教育の影響を大きく受けていることを感じた。当たり前のように「正直」、「勤勉」、「節約」、「勇敢」などは善い行為として認識しており、それが本当に善く生きる為の行為なのかを深く考えたことがなかった。
それは今まで自分がうけてきた道徳教育がタフになりすぎており、自主制を欠く内容だったからであろう。
ではこれから自分が教員になった時にどのようなことができるだろうか。
第一に生徒の環境を整えてあげることである。
「共にまなぶ道徳教育」を読んで
09kx013 前島 稔久
本著を読んで自分の道徳に対する考え方が「徳目主義」と呼ばれる教育の影響を大きく受けていることを感じた。当たり前のように「正直」、「勤勉」、「節約」、「勇敢」などは善い行為として認識しており、それが本当に善く生きる為の行為なのかを深く考えたことがなかった。
それは今まで自分がうけてきた道徳教育がタフになりすぎており、自主制を欠く内容だったからであろう。
ではこれから自分が教員になった時にどのようなことができるだろうか。
第一に生徒の環境を整えてあげることである。
現在多くの日本人の道徳教育が不足しているようには思えない。もちろんより良い教育方法があるとは思うが現在でも多くことを学べているのではないか。
それは本書の中でも取り上げているが、現在の日本の教育システムが「道徳」の授業だけに道徳教育を任せていないからである。
小学校で言えば「道徳」の時間は「図工」の時間よりも少ない。それでも道徳教育を学校で学べているのは他の科目や特別活動を通じて学ぶことが多いからである。
自分の体験でも「道徳」の授業内容はあまり覚えていないが、他の科目...