教育社会学 第一設題

閲覧数1,080
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べよ。」
    学歴社会と高学歴社会

    学歴社会とよく混同される言葉に、高学歴社会がある。高学歴社会とは、単に「高学歴者の多い社会」を意味する言葉である。具体的には、高校卒業後の高等教育機関への進学が50%を超える社会であるとされる。日本は、アメリカ合衆国、カナダなどとならび、数少ない高学歴社会のひとつである。

     一方、学歴社会とは、「社会における社会的・職業的地位などの配分の基準として学歴が重きを占める社会」を意味する言葉である。学歴は、配分の基準として考えられるのであり、論理的には「低学歴社会だが学歴社会」という社会もありうるし、「高学歴社会だが非学歴社会」という社会もありうる。つまり、学歴社会と高学歴社会とでは、その意味するところがまったく異なるのである。

     重要なことは、学歴社会が、ただ単に教育を重視する社会ではない、ということである。現在、先進国、発展途上国を問わず、教育の充実は各国家、社会の重要課題のひとつに挙げられている。教育を重視する社会が「学歴社会」であるならば、「学...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。