諸経論に説かれる往生行を展開を考えながら述べよ。
この資料について
課題名
2010年度 R0102 浄土学 第ニ設題:諸経論に説かれる往生行を展開を考えながら述べよ。
この資料は佛教大学通信教育部の2010年度のレポート課題に対して、私なりの理解、解釈に基づいて書いたものです。
以降この科目を履修される方が、この資料を参考にしてより良い理解の下にレポートを作成出来るよう、参考資料としてこのレポートを提供させて頂きます。 諸経論に説かれる往生行を展開を考えながら述べよ。
まず浄土教の根本経論である浄土三部経に於いて説かれた往生行を整理する。『無量寿経』では上輩中輩下輩の往生行としていずれも菩提心を起こして諸善根および無量寿仏を念ずべしと説かれ、『観無量寿経』においては十六種の観想を修得することで浄土に往生出来ると説かれている。またこれに対して中国の善導は、観想行は第十三観までとしている。『阿弥陀経』では七日間にわたり名号を執持することをもって浄土往生の行としている。このように浄土教に於いて広く用いられた往生行は念仏であるが、以下浄土三部経をはじめとする諸経論に於いて説かれた往生行が、どのように理解され、実践されてきたのかを展開を追っ...