病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。 色がついているところは先生に大切だと言われたところです。 参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)
☆原発性アルドステロン症
副腎原発性にアルドステロンの分泌過剰を起こした病態で、コン症候群ともいう。内分泌性高血圧の原因疾患としても重要である。
90%は副腎の良性腺腫による。
<症状>
アルドステロンの作用により、Naの体内貯留が増加し腎血管性高血圧になる。
KとH+は、尿中への排泄が促進され、低K血症とアルカローシスが起こる。
<検査>
①一般検査:低K血症
②内分泌検査:アルドステロンの増加、血漿レニン活性(PRA)低下
③画像診断:超音波検査、131Iコレステロール副腎シンチグラム、副腎静脈撮影、腹部CT、MRI
<治療>
腺腫側の副腎の摘出、内科的にはアルドステ...