狭心症

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    資料紹介

    狭心症の概念、病態、重症度分類、症状、診断、検査、治療、看護についてまとめたものです。
    色が付いているところは先生に大切だと言われたところです。
    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)

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    狭心症

    狭心症は虚血性心疾患の1つである。冠動脈の狭窄により心筋に十分な血液と酸素が供給できない状態を虚血とよぶ。数分以内の一過性の心筋虚血で心筋が壊死を起こしていない場合を狭心症といい、可逆的である。冠動脈疾患の危険因子(リスクファクター)として喫煙、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、高血圧、肥満、歯周病、骨粗鬆症、易怒性、ピルの服用などがあり、男性の方がなりやすい。

    〈病態〉労作性狭心症:冠動脈が狭くなり、運動などで心筋がより多くの酸素や血液を必要としている時に供給が間に合わなくなり起こる。冠動脈が75%狭窄するまでは症状がなく、75%以上になると胸痛が生じることが多い。このように労作時に胸痛が出現するものを労作性狭心症とよぶ。労作性狭心症はⅠ度の「仕事やレクリエーションでの激しい長時間にわたる運動により、狭心症が出現する」からⅣ度の「どのような肉体活動でも狭心症が起こる」までの4段階で重症度が分類されている。

    安静狭心症:安静時に一過性の胸痛が出るものを安静狭心症という。冠動脈が一時的に収縮(攣縮)するため心筋虚血が生じて起こる。明け方に発作が多い。異型狭心症ともいう。

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