<課題>
1.教材研究と学習指導案の関係とそれぞれの役割について、検討しなさい。
2.次の事項について、それぞれ調べなさい。
(1)絶対評価
(2)生きる力
(3)生活綴方
1 教材研究とは、教材に関する全ての研究活動のことであり、質の高い授業を目指した教材作りから授業に至るまでの一連の活動全体のことである。充実した授業を展開し、学習者の主体的な学びを保証するには必要不可欠なものである。一方学習指導案は1時間の授業を念頭に置き、その時間の流れに即した授業展開を構想する計画案である。意義は、教師自身の授業実践の構想を具体化させることにある。教材研究が料理なら、学習指導案はお品書きに例えられる。料理はまず食材の収集から始まり、素材を決める。素材が決まれば料理の方法・味付けを考え、完成する。つまり料理人が教師で、素材が教材である。同じ教材を扱っても教師が変われば、授業も変わる。教師の考え方や教材研究の方向が異なれば様々な授業展開ができることになるため、教材研究の力が授業の成否を決定づけると言える。そしてその教材研究を具体化するものが学習指導案であり、吟味した教材研究 (料理)を組み立て、導入の内容や展開の材料を構想していく。展開計画 (料理の順番)も単元の目標と本時の目標が明確に把握できていることが大切である。そして学習指導案は授業を創造するための基礎的な設計書...