養護原理

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    養護原理 施設養護の体系について整理した上で、その根本原理と実践での留意点について述べなさい。

    施設養護について述べるに当たり、先ず、児童養護の体系について整理しておきたい。

    児童養護とは、家庭養護と社会的養護との体系で成り立っており、前者は、家庭で親によって行われる保護・養育、つまり養護であり、後者は、様々な事情により親以外や家庭以外の場で行われる養護のことである。後者の社会的養護として、施設養護と家庭的養護があり、両者は互いに連携し合っている。

    施設養護は、児童の社会的養護の中心をなしており、現在、児童福祉制度上での施設養護といえる施設は20種類ある。これらの施設は住居型養護といわれる24時間体制の生活保障をしながら各種の指導や援助を児童が受ける施設と、通園型養護といわれる1日のうち一定の時間に限って各種療育を児童が受ける施設とに二分される。

    住居型養護について詳しく分類すると、先ず、家庭的環境・養育環境に問題のある児童の為の施設として、乳児院、助産施設、児童養護施設母子生活支援施設がある。次に心身に障害のある児童の為の施設として、盲ろうあ児施設、重症心身障害児施設、心身障...

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