管理栄養士養成校における食品学実験。
いくつかの食品から
第一章 全糖の定量( フェノール硫酸法 )
第二章 還元糖の定量( ソモギー・ネルソン法 )
により、非還元糖を算出した。
それぞれの食品に含まれる還元糖、非還元糖の量を比較し、
食品に含まれる糖質の性質を考察した。
実験期日:平成○年○月○日
天気 晴れ 気温26℃ 湿度 42%( 13 : 05 現在 )
1. 実験項目 : 第一章 全糖の定量( フェノール硫酸法による糖の定量 )
原理:糖を濃硫酸で処理すると、脱水されてフルフラールまたはその誘導体が生成する。
これらは各種の試薬と反応して特有の色を呈する。この呈色反応が糖の濃度に比例
するので、この色調を比色定量する。
2. 実験目的 :
食品成分表における炭水化物とは、従来、糖質および繊維の総称であり、いわゆる
「差し引きによる炭水化物」に該当する。「差し引きによる炭水化物」は要するに
、水分、タンパク質、脂質および灰分の合計(g)を100gから差し引いた値で示さ
れる。
通常、食品成分表の糖質の量は「差し引きによる炭水化物」によって求められるが
、直接に糖質を定量する必要も多く、糖質のみ量を知りたい場合もある。食品の糖
質には還元糖と、還元性のない非還元糖がある。非還元糖は加水分解などの適当な
処理によって還元糖に変え、定量される。還元糖はその還元性を利用して直接定量
される。還元糖...
参考にはしていただけるかと思います。