我が国の教育改革は、明治の学制分布の第1教育改革に始まり、戦後の憲法改定に伴い男女平等を主体とする6.3.3.4年制の第2教育改革、この2つの改革は制度そのものが大きく変化したのである。
そして、近年の第3教育改革は教育の内容、つまり、現代の子供たちの取り巻く環境が悪化している事から、「ゆとり」のなかで「生きる力」を身につけられるよう、教育の資質向上をはかった。
この第3教育改革は、平成8年頃から、中教審において、21世紀を展望した我が国の教育の在り方について答申されてきたものである。平成10年度に改訂され、平成14年~20年度まで実施されてきた前学習指導要領には完全週5日制の導入が大きな変化...