ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法とは、2002年に施行されたホームレスに関する問題において国と地方自治体の責務を定めた日本の法律。時限立法であり、2002年8月7日の施行後10年で効力を失う。議員立法で有る。
ホームレスとは、「都市公園、河川、道路、駅舎、その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいるものをいう」とされている。日本でホームレスといえば、野宿生活者のみを指し、簡易宿泊所やサウナ、ビジネスホテルに泊まっていたり、会社の寮や建設現場の飯場に入っている自分固有の住居を持たずホームレスになる可能性の有る人は含まれていない。
ホームレス自立支援法におけるホームレス問題の国の認識や考え方は、ホームレスになるに至った原因としては、就労する意欲はあるが仕事がなく失業状態にあること、医療や福祉等の援護が必要なこと、社会生活を拒否していることの3つがあげられる。これらが複雑に重なり合ってホームレス問題が発生していると言える。経済状況の悪化、家族や地域の住民相互の繋がりの希薄化、ホームレスに対する社会的な排除等が背景となって、ホームレス問題が顕在化してきたと指摘、こうし...