聖徳大学 通信 神経心理学1

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    資料紹介

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    第1課題 第1設題
    神経心理学の研究分野について論述せよ。
    神経心理学の研究分野には、臨床神経心理学、実験神経心理学、比較神経心理学がある。これらの分野は、それぞれ研究対象が異なり、ある分野での知見は、他の分野との比較や検討がなされ、それぞれの研究分野で一致した結果が得られたとき、その知見は神経心理学においてより信頼のおけるものとなるのである。

    臨床神経心理学では、脳損傷者を対象に、脳機能の局在を前提として、障害の原因に脳損傷を想定し、脳の部位と機能の対応関係を明らかにしていこうとする。例えば、脳損傷患者は損傷個所によって多様な障害を呈する。そこで知能、性格、運動検査などを行い、脳のどの部位の損傷によって、どのような機能が損なわれるのかを検討し、患者の示す障害を「失語」などの心理学的な用語で記述するという方法がとられる。

    しかし、臨床神経心理学的研究には問題もある。第一に、脳損傷は他の部位にも少なからず何らかの影響を与えているはずで、そのことを考えると脳損傷患者の障害は単純に損傷部位による原因かを断定しにくい。第二に、知能や性格には個人差があり、脳損傷を生じた年齢の影響や、脳損傷前...

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