14801_歴史(西洋史)_第1課題_2018

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    中央大学通信教育部合格レポート(B評価)

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    2018年度 歴史(西洋史)第1課題
    歴史(西洋史) 第1課題 2018年度
    ”古代ローマ帝政”
    1 はじめに
     マケドニア戦争、ポエニ戦争を経て、数々の属州を得たローマは、その繁栄を確保する
    体制を確立し、共和制後期の紀元前2世紀に帝国となった。地中海はローマによって統一
    され、これが5世紀まで続く。ローマ帝政の発展と衰退について以下で説明する。
    2 ローマ帝政の成立
     ローマは戦勝により属州から富や奴隷を大量に獲得した。当初は共和制が名目上維持さ
    れたように見えたが、長期化する戦争を担っていた農民が没落し、また奴隷労働に依存す
    るという社会問題を抱えていた。その中で元老院や富裕層の既得権益を守ろうとする閥族
    派と民衆の支持を集めた民衆派の間での階級闘争が激化する。そして有力な政治家の間で
    も対立や抗争が激化する。その中でカエサルは前44年に独裁官に就任するものの暗殺さ
    れる。続く1世紀にわたる内乱の後、カエサルの養子であるオクタウィアヌスが最高軍司
    令官の職権と最高神官職、そしてアウグストゥスの称号を与えられ、元首政が成立する。
     アウグストゥスは皇帝として前27年以降...

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