人文地理学概論 分冊2

閲覧数2,431
ダウンロード数22
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    日本における近年の開発(とくに宅地開発)では、「土地区画整理法」を活用したものが多くみられる。そこで同法が、何ゆえに各地で用いられているのかを詳細に説明しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    人文地理学概論分冊2
    参考文献:
    土地区画整理法 -その理論と実際- 大場民男 新日本法規 1995/6/28
    区画整理法は憲法違反 平野謙 潮出出版 1978/6/15 
    土地区画整理法50講 下出義明 有斐閣 1974/10/5 
     
    都市計画の母たる所以
     土地区画整理の制度が創設される以前は、農地の整備を目的にした耕地整理が主で、明治42年に耕地整理法が制定され、農地の整備と宅地の整備に多くの実績を残しつつあった。都市計画法は耕地整理による宅地開発の問題点を改善すべく新制度を創設したものであり、このことによって区画整理が「都市計画の母」となる礎ができたといえるだろう。
    戦前から郊外地開発、あるいは関東大震災後の東京横浜の震災復興、第二次世界大戦後の全国的な戦災復興などでも基本的な事業手法として活用されてきた。
    そのように考えると、用途地域制など土地利用規制が現実の都市化に対して、実効的なコントロールを及ぼすことができなかったわが国の都市計画において、街区を整える同事業が日本の街並みの形成に多大の実績を残しており、その貢献はきわめて重要なものといえ、『都市計画の母』と言われる所以...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。