人間コミュニケショ..

閲覧数1,273
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 全体公開

    資料紹介

    資料の原本内容

    人間コミュニケションレポート
    私にとってこのジムは
     僕にとってこのジム(講義)は、なんで登録したのか理由も覚えていないくらい何気なく登録した講義だった。しかし講義を受講するにつれて、やがてこの講義に対する思いは変わって行き、最終的には「ただの大学の講義ではなく、人生を通して役に立つ人と人とのコミュケーションの実践学習」とまで思うようになった。
    初めて講義に行ったのは二回目で、様子を見ようと一番後ろの席に座り、後ろから四列は座ってはいけないと注意された思い出がある。講義の前半は前回のフィードバックを行っていて、漠然と聞いていた。そこで感じたのが、先生の言葉が他の多くの大学の先生の味気ない言葉ではなく、生き生きと僕に伝わってきたということだ。前回出席していない講義のフィードバックだというのに、僕はいいことを聞いたなぁと思うと同時に、どんな授業が行われるのかと緊張した。そして言い渡された課題は、教室の中の人とパートナーとなり、なかなか人には話せないような悩みを相談する、といった内容だった。(厳密には少し違った内容だったかもしれない)これまでの自分の受けてきたあらゆる授業の中で、こういった課題は初めてで、斬新で、衝撃的だった。当然のように僕は困惑し、うまく話せたとはお世辞にも言えない結果に終わった。印象的だったのは、相手が本当に心の奥で悩んできたのだろうなと感じる悩みを、初対面の僕に話してくれたということ。こちらも真剣に相手にアドバイスするのに必死だったことを覚えている。お互い初対面だというのにお互いの心に秘めている悩みを打ち明けあう。なんとも不思議な体験だった。毎回に共通だったことだが、エクササイズを始める前はお互いぎこちないのに、終わった後のパートナーは打ち解けている。僕にとってこのジムは、人間同士のコミュケーションの持つ不思議な力を引き出す実践であったといえる。
    (2)一番印象に残っているエクササイズは
     どれも強烈なエクササイズであったが、特に印象に残っているエクササイズは、ブラインドウォークである。
    例の如く、初対面のパートナーと組んだ。説明を受けたときは、相手に迷惑をかけるだろうし、密着して嫌がらないだろうか等と色々考えて、正直やりたくないな思っていた。おそらく相手も同じようなことを考えていたと思う。じゃんけんをして僕は最初に目を閉じて手を引いてもらって歩く役となった。
    いざ実践に入ると、僕は緊張して以学館を出るまでしゃべってしまっていた。しかし、相手が注意してくれたため、外に出てからは沈黙して行うことができた。歩いている間は本当に不思議な感覚だった。いつも歩いているはずの大学構内が新鮮で、それでいて怖かった。いま自分がどこにいて、前に何があって、どんな地面の上を歩いているのか。何より頼りになるのが、ついさっき会ったばかりのパートナーというのも不思議だった。大袈裟かもしれないが、まるで命を預けているような感覚だった。途中、パートナーがツリーに触らせてくれたり、エレベーターに乗ったりと、遊び心を見せてくれ、楽しんでブラインドウォークを行うことができた。
    やがて交代の時間がきて、手を引く役と目を閉じて歩く役の交代となった。最初はやはり緊張した。相手は靴が少し高く、僅かな段差にも気を使った。相手はぎゅっと目を瞑り、こちらの腕を硬くにぎっているので、頼っていてくれてるんだなと思い、自然と守ってあげたいと感じた。初対面なのに、誰かのことをこんなふうに思ったことはなかったので、正直自分でも驚いたが、不思議と悪くない気分だった。初めは、構内を歩く通行人などの目を気にしていたが、ともするうちに全く気にならなくなり、平然とブラインドウォークを行った。普段人の目を気にして何かと遠慮しがちだが、やってみると案外できるもので、何事も難しく考える必要はないのかと呑気に思っていた。終了の時刻が近づいてきたので以学館内を歩いていると、前を歩く組が時間が来たとエクササイズを終えていたので、前に倣って終えることをパートナーに伝えた。
    教室に帰る僅かな時間でもパートナーと今回のことを振り帰って盛り上がっていた。相手にはなんだか言いにくかったのだが、僕はもっとブラインドウォークを続けていたいとさえ思っていた。何故、初対面なのにこんなにも打ち解けることができたのだろうか。今考えても不思議な現象だったと思う。ただ漠然と学んだのが、人と人とは思っているよりも簡単に打ち解けることができて、必要以上に距離を感じることはないのではないか、といったことである。
    次の週、フィードバックにて先生が言っていたように、僕はブラインドウォークを母親にやってみようと思う。色々しゃべりながらでもいいし、黙っていてもいいと思う。授業で体験したことを、母にも体験して欲しいと思うからだ。言い出すのは照れくさいかもしれないが、きっかけを少しでも頑張ってやってみることによって、思ったよりも簡単に事は進むはずだ。
    (3)意見・感想
     まずはこの授業をとって良かったと思う。他の講義ではまず体験できないようなことを数多く体験できたからだ。この講義で学んだことを、少しでもこれからの自分の人生に役立てて、より良い人間関係を築くことができたならこれ以上のことはないと思う。
    実際に講義を受けることができたのは短い時間でしたがありがとうございました!!また何か先生の授業があったら是非受けてみたいと思います。

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。